株価は同じ方向へ動き続けても、一定の期間が経つと一度流れが変わりやすいという性質があります。数ある日柄(時間)の考え方の中でも、私が比較的参考にしているのが相場師朗さんの「9の法則」です。
これは「チャート上で起こるどんな上昇も下落も、だいたいローソク足9本が続いたら反転する、もしくはいったん小休止する」というものです。
上昇相場では9本目前後で利確を意識し、下落相場では反発の準備をする目安として活用されます。 今回は、私が実際にトレードした5分足の実戦チャートやシミュレーションをもとに、この「9の法則」の有効性を徹底検証しました。
※9の法則は相場師朗氏が紹介している考え方の一つであり、将来の値動きを保証するものではありません。
結論
私の検証では、相場師朗さんの「9の法則」は5分足デイトレでも利確や手仕舞いの目安として参考になりました。
特に起点から8〜9本目前後はトレンドの節目になりやすく、飛び乗りエントリーを避ける判断材料にもなりました。
実際に検証した事例では、起点から8〜9本目前後で小休止や反転が見られるケースが多く、少なくとも「そろそろ警戒するタイミング」を把握する上では有効だと感じています。
ただし、今回の検証は私自身のトレード記録をもとにした限られた事例によるものであり、統計的な優位性を示すものではありません。
チャートの見方
見方としてはデイトレードでは赤が買い、青が売りです。
下の線がエントリーした時の位置、上の線が手仕舞いした時の位置です。


また紫がスイングトレードでの売り、オレンジが買いです。
他にもピンクが理想の買い、エメラルドグリーンが理想の売りです。
9の法則
相場師朗さんの「9の法則」は、株価は同じ方向に動き続けても9本前後でいったん流れが変わりやすいという日柄(時間)の考え方です。相場師朗流では利確や反転ポイントを考える際の目安として使われています。
株価が同じ方向に動き続けると、9本前後に達したあたりで「利確売り」「反発買い」「調整」が入る場面が見られます。
私個人としては、「9本も上昇(下落)が続くと、そろそろ利益確定を考える参加者が増えるため、その心理がチャートに表れているのではないか」と考えています。
9の法則の基本
- 上昇が続いたら「9本目」
- 下落が続いたら「9本目」
このあたりで
- 利確売り
- 反発買い
- 調整
が入りやすいと考えます。
実践での見方
例えば陽線が連続して上昇している銘柄なら、
1本目
2本目
3本目
・・・
8本目
9本目 ← 利確を意識

9本目付近で
- 長い上ヒゲ
- 陰線
- 出来高急増
などが出れば、いったん利益確定を考える材料になります。
逆に下落が9本前後続いた場合は、
- 下ヒゲ
- 陽線転換
- PPP(後述)
などと組み合わせて反発を狙います。
パンパカパン(PPP)
PPP:PPP(パンパカパン)とは、移動平均線が短期→中期→長期の順に綺麗に並ぶ強いトレンド状態。
パンパカパーン♪というファンファーレと共に株価が上昇していく局面がイメージできるからこう呼ばれるようになった。
移動平均線が上から順に 5日 → 20日 → 60日 → 100日 と綺麗に並んだ状態(上昇PPP)
- この並びが完成した時点でロング(買い)エントリー
- 逆の並びなら空売りエントリー
- 最も強いトレンドのサイン

実例
実際に見ていきましょう。
6613 QDレーザ ++ ルール遵守で大波を掴む&9の法則で利益最大化
10:00から上昇し始めて、5分足で5本線上を3連続で陽線が続いたことを確認。やや遅れたが4本目の陽線でエントリー。


9の法則で緑の1を起点として8本目で陰線が出たのでここで手仕舞いがいつものやり方だが、買いの勢いが継続しているように見えたのでもうちょっと待ってみることに。案の定直後は下がったが11:00から再び上昇し始めたのでS高手前の2,600で指値をして後場を待ってみる。
後場はすぐにS高になり2600で利確。
【5/19 +24,280円】QDレーザ再び急騰|9の法則でS高手前利確|浜松ホトニクス急落で課題も残る より
6613 QDレーザ ++ |陽線2本で飛び乗り急落 → 9の法則で立て直し


緑の1から陽線3連続後の10:00に追加エントリー。相場師朗さんの9の法則に則り基点(緑の1)から数えて9本目のローソクで利確。直後に大きな陰線が出たため、結果的には良い判断だったと思う。
【5/18 +22,810円】QDレーザS高でも反省|“早すぎるエントリー”は焦りだった|9の法則は今回も機能 より
7220 武蔵精密工業 + 9の法則
後場、相場師朗さんの9の法則で緑の1を起点として下落中の5本目でエントリー。


利確は、9本目の陰線の次に出た陽線で行った。結果としてはその後もやや下落したが深追いせずに良かったと思う。
【5/14 -38,940円】寝ている間に豆の木は枯れていた|ロームS高期待で大敗 より
6965 浜松ホトニクス ++ 9の法則 上昇相場の利確位置の決定について

寄付き後5分足で5本線上を駆け上がり4本陽線が続いたので、9:25頃・赤の①でエントリー。緑の1を起点として緑の8本目が陰線だったので9の法則で利確。その後は一時的に下落したため、結果的には利確タイミングとして悪くなかったと思う。

【5/7 +18,700円】日経+3,320円の爆上げ相場|QDレーザ700株でロット管理失敗【デイトレ反省】 より
7013 IHI 9の法則シミュレーション
IHIが下落していたので注目。気づいた時には下落してからローソク足8本目辺りだったのでエントリーはせずに9の法則が通用するか確認。今回は9の法則を参考にするとエントリーを見送る判断になり、結果的には見送りで良かったと思った。

緑の①が下落の基点でそこから3本目のエメラルドグリーンが理想のエントリー。緑の⑨がまだ陰線だけど手仕舞いの準備。次の⑩本目が陽線で手仕舞い。シミュレーション上では、9本目前後が節目になったように見えた。
【5/12 -3,980円】“期待”で持ち続けて失敗|三菱重工4,100円の節目にやられた日 より
6613 QDレーザ シミュレーション
前場も後場も上昇していたQDレーザ。相場師朗さんの9の法則が適用できそうだったのでシミュレートしてみた。
ピンクの①が前場のエントリーで、5本線の上を登っていて陽線のローソク3本目だから。エメラルドグリーンの①が手仕舞い。その中で緑の1を起点とするとローソク足7本目で陰線。でも考慮するのは8本目以降だから11本目の陰線で①のできれば急落する途中で利確出来たらいいなと考えた。

ピンクの②が後場のエントリーで13:00から上昇し始めて5本線上を3本陽線が並んだところ。緑の基点1から9本目で陰線が出たので手仕舞い。
【5/8 +3,000円】不眠で前場休止|JX金属で早利確を反省【デイトレ日記】 より
今日の学び(まとめと次回から徹底すること)
いくつかの実戦データから、以下の重要な教訓を得ることができました。
まとめ
今回の検証では、9本目付近が節目になりやすいだけでなく、3〜4本目までにエントリーできるかどうかが利益を大きく左右することも分かりました。
-
今回検証した事例では、5分足でも節目を判断する参考になる:急騰株・急落株のどちらにおいても、起点から8〜9本目のローソク足はトレンドの節目(小休止や反転)となる場面が多く見られました。
-
無駄なエントリーの抑止力になる:今回検証した事例では、すでに6本、7本と伸びた後に飛び乗るよりも、早い段階でエントリーした方が良い結果になるケースが見られました。
-
需給(勢い)による微調整が必要:基本は8〜9本目での手仕舞いですが、QDレーザ(5/19)のように圧倒的な買い圧力がある場合は、5本線や節目の価格(ストップ高など)を味方につけて利益を伸ばす柔軟性も大切です。
次回から徹底すること
-
エントリーと同時に「カウント」を開始する ポジションを持ったら、必ず「今、起点から何本目のローソク足か」を常に数えながら板とチャートを監視します。
-
7本目以降は「いつでも降りる準備」をする 7本目・8本目・9本目のエリアに入ったら、僕自身は追加の買いを控えます。いつでも利確ボタンを押せるように指先を準備し、陰線や上ヒゲが出た場合は、手仕舞いを検討します。
-
今後も日柄が浅い(3〜4本目)段階でのエントリーが有効かどうか検証を続けたい
現時点では、起点からできるだけ早い段階(陽線2〜3本目)でエントリーした方が利益を伸ばしやすいケースが多いと感じています。

関連記事
デイトレで負ける人の特徴7選|勝率が上がらない原因と改善方法【実体験あり】
陽陰陽陽の法則とは?“位置”が9割|相場師朗の手法と勝率が上がる使い方【実例あり】
【保存版】増し担保規制とは?株価への影響・解除条件を実例で徹底解説
※本記事は個人の検証・取引記録に基づく内容です。
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。
※記事内のチャート画像は、分析・研究目的で楽天証券「MarketSpeed2」を使用しています。


コメント